例えば、突き指。
突き指という言葉は負傷名ではなく、指を突いたという意味の言葉に過ぎないのですね。
なので、例えば「バレーボールをしていてボールで突き指をした」という場合。
「突き指ならアイシングをしとけばいいわ」なんてのは間違い。
突き指をしたことで何を損傷しているのか?ということが重要なのであって、
もしかしたら骨折しているかもしれない。
もしかしたら腱を痛めているかもしれない。
もしかしたら皮下組織が痛んでいるかもしれない。
それによって対処方法が変わるわけで。
同じようにギックリ腰。
ギクッとなった拍子に、何を痛めているのかが重要なわけで。
先日お越しになられた方。
ギックリ腰をされ、
痛そうに入ってこられましたが、
お腹の筋肉を緩めただけで痛みはほぼ0に。
これは損傷ではなく、腰に関係する筋肉が瞬間的に固まってしまっただけ。
組織の損傷であれば、筋肉を緩めてその場で痛みがほぼ0になるはずはない。
なので、「ギックリ腰だから1週間くらいはいたでえ」
なんてことないですね。
ギックリの瞬間に何が損傷しているのか?もしくは損傷はないのか?
を見極め、それぞれに対する技術があれば改善に向かわせることができます。